芦川町とは
山梨県のおヘソのあたりにあるの小さな町
芦川町ってどんな町?
芦川町は甲府盆地と富士山の中間、御坂山系の中央部に位置し、黒岳に源を発する芦川の上流の山里です。最近では若彦トンネルが開通し、富士河口湖方面からのアクセスが良くなり、富士山観光に訪れた人々が気軽に立ち寄る場所の一つとなっています。
芦川町は日本でも珍しいニホンスズランの群生地として有名ですが、芦川の自然はすずらんだけには留まりません。日本の原風景とも呼べる、四季折々の自然の美しさ。春には新緑と桜、夏には青々とした田んぼの稲、秋は朱く染まった紅葉、冬はしんしんと降る雪。その年々、季節によって全く違う顔をわたしたちに魅せてくれます。
自然と共存する町並みも美しく、先人達が山地の斜面を有効利用する為に石段を積み上げて作った棚畑(たなばた)、土間やひじろ(囲炉裏)を残す昔ながらの「兜造り茅葺古民家」など、文化的にも興味深い造形美を楽しむ事ができます。
人口400人の小さな町
一時は山梨県内で最も人口の少ない村になった事もある芦川町(平成18年町村合併により笛吹市芦川町)。若者の都市流出と少子化による人口減少により人口の6割が高齢者という、「過疎地」と呼ばれる地域にあたります。
「そんな場所で生活出来るの?」と思われがちですが、自治会や消防団などを通じて、老若男女が繋がり合い、助け合いながら生きてゆく文化が根強く残っているので、困ったことがあればきっと誰かがあなたの助けになってくれる事でしょう。
特にこども達は大人との距離がとても近く、町と自然がこども達をたくましく育んでくれます。地域が見守るだけでなく、共に育てる文化こそが芦川の宝といえるでしょう。